乙妻山隊


<乙妻隊の記録>
メンバー:24A 吉田 浩二、27M 三橋 章雄

2001年8月4日(日)曇り後雷雨

04:00    起床
04:30    キャンプサイト出発
05:25−30 大洞沢の不動滝手前
05:55    一不動通過
06:45    五地蔵
08:10    十阿弥陀 通過
08:25    高妻山頂上
09:30−40 乙妻山頂上(虚空蔵菩薩)
10:55    高妻山通過
12:15    五地蔵(水飲み休憩)
12:50−13:40 一不動 避難小屋(昼食)
15::10    キャンプサイト

<吉田の感想>
1995年の11月3日に、同じ戸隠キャンプ場にテントを張り、4日は明るくなると同時に
出発、奥社から戸隠山を回り高妻山に行きました。この時は早くも雪が薄くついてお
り、高妻山を往復して一不動からキャンプ場に戻った時には、日が暮れていました。
この時も高妻山はガスの中で、眺望もなく乙妻山の影も見えませんでした。

あれから6年の間、今度は乙妻山までと思いながらなかなか良い機会がなく、今回のO
B会夏合宿を利用させていただきました。
記憶は本当に当てになりません。高妻山の手前にあんな急登があったのを忘れていま
した。ここを登りきったところで、頂上まであとわずかなのに一息いれずには持ちま
せんでした。

予定では単独行でしたが、そろそろ一人で登ってくれるなというカミさんの言葉を守
って、27期三橋さんを口説いて同行してもらいました。彼が来てくれたお陰で乙妻山
へ到達できました。高妻山の先は笹が覆い被さって、足元の見えない急な下りが続き
、一度ならず笹で足を滑らせて落ちそうになりましたし、何度か道を外しそうになり
ました。
その都度、三橋さんのヘルプを受け、難儀なコースを歩けた次第です。

高妻山と乙妻山のちょうど中間に、池塘があって晴れていれば、高山植物など楽しめ
るところがありました。

乙妻山から戻り始めてしばらく、雨が降りだしたと同時に凄い雷の音が続いて、胆の
小さな私は本当に怖い思いをしましたが、ここからはひたすら帰るしかないので高妻
山直下で宍戸・広畑両氏と出会って立ち話した時と、五地蔵で水を一口飲むのに立ち
止まった程度で、一不動の避難小屋まで戻りました。
小屋前で丁度出発しようとしていた、手島・山本・蔵野・小林の四氏と話が出来て、
吉田・三橋は小屋で宍戸・広畑パーティと合流することを伝えました。

雨が降った後のコースは、水の中を歩くようなもので、下りの沢で流されないことだ
け用心しました。ともかくも集合時間に遅れずに帰れたことで、安堵しました。

もう一度行くかと問われたら、しばらくその気にならないし、年々衰えることを考え
ると、今回が潮時だったなと実感しております。
皆様に色々ご心配頂き、有難うございました。

<三橋の感想>

朝出発の時は星空が見えて今日は天気が良いかなと思いつつ一年ぶりの山に全く感激
しておりました。6時間後、風雨により、散々な目に会うとは予想もしていませんでし
た。一不動避難小屋までの沢筋登りは最後の所で岩場のトラバースがあり、立派な鎖
はありますが慎重さが望まれるところです。高妻山までの尾根筋は道がしっかりして
おり若い人には快適な所でしょうが、登り下りの激しいところで、私は結構しごかれ
ました。

乙妻山への道は、急な斜面な上に、足元が見えず、まして視界が良くないと来たので
すが、藪竹を払いのければしっかりした跡があり、大昔の学生時代の藪漕ぎを思い出
してがむしゃらに登り下りをしました。
乙妻山の手前のお花畑は岩永さんから聞いていました通り空模様が悪くなることが無
かったら長時間休憩したいところです。乙妻山頂上は高妻山同様に狭いところで、た
だし高妻山と違い、頂上も草原でした。

頂上では残念なことに視界がありませんでした。さらに悪いことには乙妻山を出てま
もなく雨が降り出し、瞬く間に豪雨となり帰りの急斜面の中での藪漕ぎは全身びしょ
濡れで藪との戦いとなりました。ともかく滑って谷側に落ちないように必死でありま
した。
それでもすべり転んで頭から谷側に落ちそうに数度なりました。

高妻山まで戻ると今度は足元が尾根筋にも拘わらず濁流となっており、かつ雷が気味
悪く近くで吼えていましたのでともかく一目散に不動小屋へ逃げ込むことにしました。
途中で宍戸さん、広畑さんとお会いし、手島さん、山本さん、蔵野さん、小林さんが
途中で引き返したことを聞き、ともかくこの雨の中皆無事なようなのでホットしたわ
けです.
不動小屋からの帰りは、吉田さん、宍戸さん、広畑さん、三橋の4人で下りましたが、
集中豪雨にあった沢筋はかなり荒れていて水流に足をとられないように慎重に下りて
きました。この時広畑さんの足取りの軽さ、バランスの良さには驚きました。
広畑さんの来年が楽しみです。
以上


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