ネパールトレッキング報告 2012年4月 29M廣畑


ゴキョーピーク(5357m)からのエベレスト山群(中央奥がエベレスト、その右がヌプテェ、
ヌプテェに隠れているがその右奥にかすかにロッテェ、少し離れた右奥にマカルー)

● 第1部

花粉回避の為、毎年この時期は日本を出るのですが、
今年は1ヶ月間中国をぶらぶらして、4月10日にネパールに入りました。

チベット街道のトレッキング(カラパタールピーク(5550m)・
エベレストベースキャンプ〜チェラパス越え(5368m)〜
カラパタール(5357m)のコース)を歩きましたが、良かったですよ。

もう行った事があるのかもしれませんが、未だでしたら是非にと思い
メールした次第です。

日本人は、途中のナムチェバザールまでは結構行きますが、
その奥は2週間以上の休暇がないと行けないので、
働いている人には無理のようですね。

欧米人はロングバケーションが取れるのか、若い人が
大勢来ていました。学生も。

ナムチャから奥は、欧米人が99.9%ほどで、
歩いている時に3人の日本人に会っただけです。、
ロッジでは会わなかった。

また、欧米人が押しかけてくるところはどこも安いのですが、
ネパールも安く過ごせますね。

今回かかったカトマンズからの費用は、合計で 41700円でした、

 カトマンズからルクラまでの往復飛行機代:20750 RP(20750円)
 空港使用料(2回)  ; 400 RP(400円)
 国立公園入場料     : 1000 RP(1000円)  
      TIMSカード     ; 1600 RP(1600円)
 12日間のロッジと食事代「;18000 RP(18000円)

 *ロッジはツインの部屋を1人で使いましたが、1日100 RPRP〜300RP
(高地のほうが高くなる)
 *食事代は1食 400RP〜500 RP(下の方)、高地は 500RP〜600RPででした、
 *昼は、カトマンズで買っていったビスケットを食べていましたので、1日の
平均費用は1500RP(1500円)でした。(1200円ぐらいだったかもしれない)

 *このコースで日本の旅行会社に申し込むと、40万円〜50万円すると思います。
  日本からの飛行機代も含まれていますが、FIXで買えば10万円程だと思うので、
日本とカトマンズの両方の旅行会社のマージンが入り随分高くなるようですね。


現地の旅行会社の見積もりは11万円でしたが、頼まないで、1人で手配したので
安くつきました。(カトマンズの旅行会社は16日の日程を組んでいた)

ただ、旅行会社の見積もりにはガイド代が入っていますが、私はガイドを
雇わなかったという違いはあります。
(ガイドは1日1500円、ポーターは1日1000円)

また、ネパールは物価が安く、カトマンズのゲストハウスは1日500円、
ビーフステーキ定食300円といったところです。


3日前に、エベレストトレッキングを終え、カトマンズでのんびりしていますが、
明日、バスでポカラに移動します。

その後、インドを少し歩いて5月の終わり頃、日本に帰るつもりです。

日本でも買えると思うのですが、トレッキングの地図が150円でしたので
お土産に買っていきます。

追記
登山は苦労して登って達成感を求めるという趣がありますが、欧米の
トレッキングはちょっと違うようですね。

老若男女誰でも参加できる連泊ハイキングのようなもので、昼過ぎには
歩行を止めロッジで寛ぎ、会話を楽しむといった風ですかね。

欧米人が開発したこのトレッキングコースですから、その為の手はずが
ここでも整っており、必要がある人には、ポーターやガイドがあり、
馬もあり、ロッジもいたるところにあります。

といっても、ナムチェまでは太った老婦人も歩いていましたが、
それより奥はある程度歩ける人でないと無理のようですね。


●第2部

  今、ポカラのゲストハウスです。
気温も湿度も頃合で、さわやかな夕べです。
カトマンズ市内は埃がひどかったのですが、こっちは緑が多く、車もそう
多くないので、埃は少ないですね。

ネパールは電力量が足りないらしく、毎日3,4時間ほど、電力供給が停止され、
WIFIも繋がらなくなります。

たいした事は書いていませんが、もちろん利用してもらっていいですよ

2箇所、間違っていました。
 @ネパールに入ったのは3月10日ではなく、4月10日。
 Aゴラクシェブピークでなく、カラパタールピーク。

尚、私の行程は次の通りです。
1日目  カトマンズ→(飛行機)ルクラ→モンジョ
2日目  →クムジョン(ナムチェの先、ビューホテルの真下)
3日目  →パンポチェ
4日目  パンポチェ
5日目  →ディングボチェ→デュクラ
6日目  →ゴラクシェブ
7日目  カラパタルピーク往復、EBC往復、ゴラクシェブ泊
8日目  →ドゥングラ
9日目  →チュラパス→タナック
10日目 →ゴーキョ→ゴーキョピーク往復→パング
11日目 →ナムチェ
12日目 →ルクラ

<その他の事>
1)私の荷物は8Kgだったが、ほとんど要らないものばかりだった。
シュラフ、着替え等。乾燥しているので着替えなくても気にならなかった。

2)ロッジに着いてから暇をもてあました。カトマンズの宿に本と
ウオークマンを置いてきたのが悔やまれた。

3)パンポチェでロングステーしていた人は携帯でインターネットを
していた。

4)必要なものはロッジで売っているが少し高い。

5)ツインの部屋代の半額で泊まれたが、ゴラクシェブのロッジだけは
2人分(1室分)請求された

6)旅行会社に頼むと、泊まる宿はフィックスするそうです。ただ、
ガイドと相談して変更することが出来るそうです。前日の変更は
問題がないが、当日の変更は何とも言えない。携帯で確認する。

7)旅行会社で頼んだ場合、高いものを食べても安いものを食べても良い。
(一番高いもので計算しているという事だと思います。酒類は高
いのですが、酒を飲んでも良いのかどうか見確認。)

8)旅行会社に頼んだ場合、予定より早く降りても返金しない。
延びたら追加請求する。

9)「ガイドやポーターを雇う場合、ロッジに紹介してもらった方が良い。
ロッジは信頼の置ける人を紹介するので。」とロッジの親父は言っていた。
(ルクラの飛行場を降りたら、大勢のガイドやポーターが路上で客を
探している)

10)ポーターにどれだけ持ってくれるのかと聞いたところ、25Kgと
言っていた。しかし、50Kg程かついでいた人もいたので、どうなのかなあ?

11)日本人についていたガイドは、「直接私に連絡してくれた方が当然安くなる」
と言っていた。

12)カトマンズの旅行会社で、チェラパスの雪の状態、ピッケルが要るか
どうかを聞いたが、「ガイドが付いておれば要らないが、1人だと要る」と
訳のわからん事を言っていた。
各ロッジには客についてきたガイドや客待ちしているガイドが大勢いるので、
彼らに聞くと問題ないと言うことであったが。
チェラパスの平坦な部分には雪が積もっていたが傾斜部には
雪がなかった。

13)現地の旅行会社、或いは前述の日本語を話すガイドは、聞きたい
ことがあればメールしてくださいと言っていました。必要があれば
アドレスを連絡します。

14)山の斜面を歩くので、時々帽子が飛ばされそうになる。中国で10元で
買った帽子は失敗。100円ショップで買ったサングラスも失敗。
欧米人は格好の良いサングラスをしていたのでファッション面で負けた。

くだらない事を書き並べましたが、思いつくままです。

春は朝は晴れているのですが、午後は雲がかかりますので、アンナプルナは
未だみていません。ではまた。

パンポチェロッジの裏山からパンポチェ下村(左下)を写した。後方の左はタムセルク、
右奥はナムチェの向こう側(南西側)のKarelungかと思われる。

ディングボチェからトゥクラに向かう高道から南方方向
(川に沿った下道とペリチェのロッジ、後方右端がタムセルク、その左の双頭峰がカンテガ、
左端のアマダブラムは頂上まで入っていない。)

ゴラクシェブからEBC向かう途中で見えたエベレスト山頂(中央の黒い山)

エベレストベースキャンプ(上流側から下流方向)

ゴラクシェブからトゥクラに下る道

パングから上流方向。正面奥の白い山はチョー・オユー(8201m)
(白いのは昨夜降った雪。毎日、夕方1時間程薄く雪が降るが、深夜には満天の星空となる)

マッチェルモから南方

カラパタールピーク(5550m)からのエベレスト(中央奥)とクーンプ氷河

カラパタールピークから南方

EBC に向かう途中で見えたエベレスト(中央奥の黒い山)

EBC からサウスコル方向(エベレストは前峰(左)に隠れて見えないが、
頂上付近の風雲が見えるのでその存在は判る。サウスコルへのルートも下の方しか見えない。)

チュラパス(5380m)から東方。
右端はチョラッテ。その左、半分チョラッテに隠れているのがタボチェ。正面の尖っている山がアマダブラム。

チュラパス;このコルは、両側に切れておらず、500M程の厚みがあり雪が残っていた。

ゴーキョピークから南方(ドゥードゥポカリ湖とゴジュンバ氷河と南方の山々)