3月の吾妻慶応山荘スキー行
17M 馬目
慶応吾妻山荘に3月の最初の週末に登る登高会行事は何時から続いているのかはっきりしませんが、私は7年前から参加しております。
スキーを再開したのは、仲間に誘われて、シールを付けて家形山の稜線まで登り、 高湯温泉まで滑ろうと決心した事から始まりました。
稜線に登ったのは7年で3回だけですが、山荘での団らんは実に楽しいもので、ある年は声が出なくなるまで歌ったこともありました。
吾妻スキー場が閉鎖になってからスカイラインが開通になる4月8日以降に日程が変わりましたが、S34年卒の八鍬貞悦、鎌田祐史、馬目廣通は、高湯から3月に、吾妻小屋に登り続け、今年で3回目になります。
3月13日、定宿になった花月ハイランドホテルに宿泊、展望、温泉、部屋、食事、四拍子の宿で特に展望風呂は特記ものです。
夜通し強風と雨の音の中 熟睡しました、天気予報では昼頃低気圧が通過して西高東低になり天気回復すとの予報なので、8時過ぎ雨の中、雪の無いスカイラインを冬山の登山道入口まで歩く、吾妻山荘の天気予報は福島県中通りと合津地方を足して二で割ると聞いております。
予想に反して積雪量は最近では一番多く、冬道の入口からシール、スキーアイゼンを付け不動沢とスカイラインの交差地点を目指し沢沿いに登ります、途中から雪に変わり、その内雪がやんで、強風に変わりました。冬の登山道入口から山荘大柿管理人が20m置きに付けてくれた緑布があります。昨晩の新雪が風雪になり、踏み跡が消え賽の河原まで、緑布だけを頼りに突風の中を進みました。シュプールの無いところを緑布から次の緑布え風雪の中を登るの緊張感は良いものです。スキー場が稼働している時は、リフで賽の河原近く迄、楽にくることが出来ました。賽の河原から林間地帯に入ると、予報どおり風が弱まり視界が大分良くなり家形山の稜線が見えてくる。しかし地形を覚えているつもりでも緑布を丹念に辿る、迷いやすい所は緑布に赤布が混ざる。例年苦労する井戸溝は雪が多いので難なく越える、しばらくしてやっと山荘分岐に到着、平原に20m置きに建てられた赤旗が山荘まで導いてくれ3時に到着する。標高差800m、距離7km 約6時間の登でした。一息ついてから名料理人、大柿さんの鹿肉の刺身から始まり、メインは猪、鹿鍋でいつものように満ち足りた一夜を過ごしました。翌15日、快晴の山荘を10時出発、一気に(?)賽の河原からスキー場を滑り安達屋の横でスキーを脱ぎました。登返してホテル花月に13時到着、食事、温泉で汗を流し2時40分のバスに乗りました。来年も努力して出来たら登りたいと思います。現役さんが山荘を春夏秋冬の山歩き、温暖化ガスの定点観測等に活用したらと思います。6月山菜、10月のきのこ料理の楽しみもあります,ぜひ皆様に吾妻山荘の利用をお勧めします
吾妻慶応山荘 管理人 大柿 保 衛星電話FAX兼用090-7661-3387
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