2007年7月ひとりの仙丈ヶ岳(3033M)          17M 馬目

梅雨前線が南に下がったが梅雨明け宣言が出ない7月26日、芦安市営駐車場に7時過ぎに到着。
山梨交通の7時40分発広河原行きバスの乗客になる。25日に台風の豪雨のため土砂崩れが開通
したばかりで客は10名ほど1時間で広河原着、北沢峠行きのバスに乗り換える。
15年ぶりの広河原、山荘付近の記憶があるのみ、大樺沢の雪渓の残雪が多いが八本歯の稜線は
雲の中で北岳は見えない、乗客の多くは北岳からの下山の人々で満員であった、戸台に下りるので
あろう。
野呂川出会を経て30分程で北沢峠着。観光客多し。
西に下り大平山荘を通り樹林帯の緩やかな登りが続く藪沢沿いを登る、藪沢大滝えの道は通行止に
なっている。台風の為迂回路が多い、大滝の頭からの登山道と合流してしばらく登ると発電機の音が
聞こえ馬の背ヒュッテにつく、2時前だが雨が降ってきたので空いているので泊まることに決定、予約
した千丈小屋に電話連絡して早速生ビールをいただく。

カツカレ−の夕食を6時に食べ外に出ると雨が上がり甲斐駒,摩利支天の雄姿が雲から浮かび上がる、
夜は満天の星空。朝飯を弁当にしてもらい5時半小屋を出る、無風快晴。ダテカンバの馬の背稜線の
広い南斜面を緩やかに登る、右から登山道と合しハイマツの尾根道を辿ると藪沢カール目前に広がり
千丈小屋が見えてくる。

                      
藪沢カールと千丈小屋

千丈小屋は太陽光、風力発電を備え新しい清潔そうで泊まってみたい小屋です。
馬の背から上は高山植物宝庫でお花畑を歩きます。

小屋からカールの底を右側沿って急な登り、尾根に出るとひと登りで頂上に着く。

 

              北アルプスが全山展望できる、眼下の八ヶ岳は雲の下。

   


小千丈岳、大滝の頭に稜線漫歩。
小千丈のカールは残雪があり美しい。黒部五郎カールに似ている。
北沢峠発12時55分のバスで広河原に向かう。
この千丈岳周回コースは老年登山者にお勧めです。