KSTAC廻り目平2006 後山行 八ヶ岳縦走報告 記録:岩永

期日:2006年7月31日〜8月2日(2泊3日)
メンバー:20期宍戸(SL)、宍戸夫人、23期山本、23期岩永(L)
コース:麦草峠から観音平まで

7月31日(月)晴れ、曇り
 前日は大泉の山本山荘にご厄介になり、今日も山本夫人に麦草峠まで車で送ってい
ただく。苔むした北八つらしい緩やかな登りの森のなかを丸山へ。高見石から中山を
超えて北八つらしからぬアルペン的な天狗を登る。西天狗往復。中山の縞枯れが望ま
れ、その左に蓼科がやっと見える。根石山荘の広場でコーヒータイム。盛りは過ぎて
いるがコマクサが多い。夏沢峠の2軒の小屋は閉まっている。ヒュッテ夏沢の風力発
電のかわいい風車も止まっている。下るとすぐにオーレン小屋だ。この小屋は頼まな
くても個室。風呂もあり、水洗トイレもきれいで快適だ。
山本山荘発(5:00)→麦草峠(6:05〜6:25)→丸山(7:15〜7:35)→中山展望台(9:10〜9:25)
→東天狗(10:55〜11:30)→西天狗往復→東天狗(12:10〜12:15)→根石山荘
(13:00〜13:35)→オーレン小屋(14:35)

8月1日(火) 曇り、小雨、晴れ
 朝食をおにぎりにして、出発。夏沢峠で半分食べて残りは昼食用。東側の硫黄の爆
裂火口はすごい。硫黄ではガスっていたので三角点は割愛。硫黄小屋のお花畑をゆっ
くり見て廻る。大同心、小同心、阿弥陀が時々見える。横岳の最高地点でコーヒータ
イム。小雨。鎖場、はしごを通って杣添尾根、地蔵尾根を左、右に見て赤岳に着く。
あまりに早かったので小屋に入る前に南峰でのんびりと過ごす。
小屋に入ってからもテラスで寛ぐ。個室を予約していたのでここも快適。ラウンジで
夕焼けと刻々と変わりゆく雲の形を眺める。
オーレン小屋発(5:50)→夏沢峠(6:15〜6:35)→硫黄岳(7:30〜7:45)→硫黄小屋お花畑
(8:15〜9:00)→奥の院(9:50〜10:30)→カメラタイム(10:55〜11:05)→天望荘手前
(12:05〜12:25)→赤岳(13:00)→頂上小屋へ(13:30)

8月2日(水) 曇り、晴れ
 日の出を見るため、4時半ごろから身支度をして外に出る。雲がかかってはいたが
日の出を見ることができた。今日越える権現、遠くには富士も望むことができた。キ
レットの手前の樹林の下りで宍戸さんが木の枝にズボンの裾を取られて転倒し左足
の腱を痛めたようだ。痛そうだが何とか歩けるようだ。キレット小屋では小屋番が一
人で忙しそうに動き回っていた。ここにもコマクサの群落があった。旭の上の61段
のはしごも無事通過。権現のピークを往復して青年小屋でコーヒータイム。編笠は登
らずにそのまま観音平に下る。山本夫人が冷たいお茶で迎えてくださった。山本山荘
でそれぞれの車に乗って温泉で汗を流して解散。
赤岳頂上日の出見物(4:30〜5:10)→キレット小屋(6:45〜7:20)→ツルネの上(8:10〜
8:20)→権現(9:10〜9:40)→青年小屋(10:40〜11:50)→押手川(13:00〜13:20)→観音平
(14:30)

感想:
● ゆっくりと八ヶ岳を楽しむことができた。もう少しガスが晴れて岩峰群が眺めら
れたらとも思った。八ヶ岳にコマクサがこんなにあったとは知らなかった。宍戸
さんご夫妻、それに山本さんご夫妻、ありがとうございました。(岩永)
● いつも遠くから眺めていた八ヶ岳の主稜線を何十年振りかで歩き直せて幸せで
す。 山容は小振りながら、静かな樹林帯あり、豪快な稜線歩きありの変化に富
んだコースで、あらためて八ヶ岳の魅力を再認識しました。今回もご一緒したメ
ンバーの方々、ありがとうございました。(山本)

赤岳にて
権現の岳登り(源治梯子)
権現,ギボシ,編笠と南アルプス
八ヶ岳縦走俯瞰図
軌跡 1日目
断面図 1日目

軌跡 2日目
断面図 2日目

軌跡 3日目
断面図 3日目