2005年菅平スキー&スノーシュー行

菅平スキー参加の皆様
                          KSTAC会長  日野正紀

相変わらず目まぐるしく変わる天候の中、五日間に亘るスキー行を
無事終えることができました。参加の皆様ご苦労様でした。
スノーシューでの根子岳登山が新しくメニューに加わり、気軽に雪山
を味わえるようになりました。何よりと存じます。
参加の皆様はそれぞれ楽しまれたことと思います。

世話役、宿泊場所の提供、スキー指導と八面六臂の活躍を頂いた
宍戸さんには厚くお礼を申します。伊藤オッサン、美味しいカレーの
差し入れを有難うございました。

さまざまな事情で参加できなかった方々、心残りと存じますが来シー
ズンに期待しましょう。

2/11根子岳隊2
2/11根子岳頂上の祠
2/11根子岳隊1
2/11根子岳中腹の樹氷
2/12根子岳隊1
2/12根子岳隊2

2/12根子岳登り口での北アルプスの眺望
2/13ゲレンデスキー

2/13 スキー場から見た根子岳と四阿山



2005慶応義塾大学理工学部山岳部OB会菅平スキー行報告  (20宍戸)

菅平のスキー行も今年で5年目となり、14名が参加しました。
47期長谷川夫妻が風邪で、27期日比谷・37期井上・井上嶺子・
41期梅村が仕事の関係で参加できず残念でしたが、参加者は
それぞれの方法で山とゲレンデを楽しみました。
今年から新たにスノーシューが加わり、全員根子岳に登りました。
スキーを再開するには自身がないが、新雪の中を歩きたい、
雪山の感触を楽しみたいという人が手軽に参加できることを実証いたしました。
天候にはあまり恵まれませんでしたが、例年に無く雪が多く、
誰も滑っていない新雪にスプールを描く醍醐味(人によっては苦しみ?)を
存分に味わいました。
その他、23機山本が持参したGPSの威力にも一同感心しました。
後ほどご本人から報告があると思います。
尚、今年は残念ながら現役の参加がありませんでした。

1.日時 2004年2月10日(木)−14日(月)
2.場所 菅平スキー場、四阿山、根子岳
3.宿  菅平研修センター
4.参加者
 13横山  14松室  16日野 16石松  17馬目
 20宍戸   宍戸尚 宍戸順 20加藤 21高柳
  23山本 23久保田 24吉田 45横山

5.記録(皆さんからのメールを流用しました)…敬称略

◆2月10日(木)
 日信工業に寄って鍵を受け取り、研修センター9:30着。受け入れ準備開始。
 隣のペンション「てんとう虫」に除雪を頼んでいたが不十分で、
 除雪機で道と駐車場を広げる。13期横山さんも到着し、14:00準備完了。
 それから裏太郎ゲレンデで滑る。すぐに石松さん合流。16:30終了。
 19:30加藤、久保田到着。             
 酔っぱらった13期横山さんに煽られるかたちで、明日は全員で根子岳に
 登ることになった。

◆2月11日(金)
◇根子岳隊
 メンバー:スノーシューは13期横山、宍戸尚。
       スキーは石松、宍戸、加藤、久保田。
  菅平牧場に車を置いて登り始めるが、除雪車から邪魔だと言われ、
  車を宿に置きに戻る。先発隊は菅平牧場8:50発。宍戸、加藤は9:55発。
  頂上の下で先発隊に追いつき根子岳頂上12:38〜12:55着。
  残念ながらガスで、たまに浅間山側が霞んで見える程度。頂上13:30発。
  菅平カントリークラブを目指して新雪の尾根を下る。
  下でスノーシューの足慣らしをしていた山本、高柳と合流。
  スキー隊は研修センター15:10着。スノーシュー隊は16:00着。
  その他のメンバーは渋滞に耐えながら順次スキー場着。   

◆2月12日(土)
◇四阿山隊:メンバー 20期宍戸、45期横山(記録)
  天候 曇り(早朝は雪) そこそこの強風
   6:55        あずまや高原ホテル先のゲート発。
  8:15〜 8:30 風を避けるため、樹林帯に入って休憩(1710m付近)
  9:30〜 9:40 休憩( 2070m)
  10:45〜10:55  ピークの東側(2300m)スキーは直下にデポして
                    頂上13:35着。
  11:35〜12:00 頂上。デポ地点に戻り12:25発
  12:50〜13:10  1870m の岩の横で昼食。
  13:30        ゲート到着。 
 感想(45B 横山):朝出発前、研修センターでは雪が舞っていました。 
   四阿高原ホテル前に着く頃には雪は止み、歩き出すと時々頭上には
  青空が覗くのですが、視界は利きませんでした。風は強く、1600m から
  1700m 付近の開けた所ではかなり寒さを感じました。
  途中単独行のスキーヤー二人と前後しましたが、結局先に行かれました。
  その後高度を上げ順調に頂上に近付きました。過去、頂上直下では
  すぐには稜線には上がらず、四阿山の頂上を目指して斜面をトラバース
  するように登っていましたが、今回は頂上がまったく見えなかった
   こともあり、先に稜線の方に上がってみましたが、失敗でした。
  稜線の 2300mピーク付近はそこそこのラッセルで、一部雪庇のように
  なっている部分もありました。この付近で私(横山)の左足のシールの
  踵の方がついに剥がれてしまい、少々時間を食いました。
  一度剥がれてしまった部分には雪が付いてしまい、直す事はできませんでした。
  結局鞍部を越えて頂上側を少し登った所でスキーをデポ。
  そこからツボ足で頂上を目指しましたが、膝上までの立派なラッセルでした。
   頂上では残念ながら全く景色は見えず、後 から来たスノーシューのカップルに
  記念写真のシャッターを押してもらってそこそこで退散。
  スキーを履いて下り始めると、最初は非常に快適でしたが少し下りると
  雪が重くなり、やっぱり何度も転んでしまいました。
  しっかりボーゲンで スピードを殺しながら下りなければなりません。
  山では特別なテクニックではなく、基本が重要ということでしょうか。
  普段ボーゲンはあまりしませんから(というより今回が今シーズン
  初めてのスキーでした。) 腿の内側が吊りそうになりました。
  今回は時間があまりなかったこともあって、最初は行っても根子岳かと
  思っていましたが、四阿に行けて満足です。
  技術、体力(と道具?)の面でも宍戸さんの足を引っ張ってしまった
  ようで申し訳ありません。 おつき合い頂き、ありがとうございました。

◇根子岳隊:メンバー 14C松室 16E日野 21M高柳 23M山本
 24A吉田 (松室、日野はスキー、高柳、山本はスノーシュー、 
 吉田は登りスノーシューで降りはスキー)
 天候  午前中曇り時々弱い風雪、午後曇り       
  0805     登山道入口発
  0855〜0905  休み(1780M地点)
  0950〜1000  休み(1980M地点)
  1100〜1125  根子岳頂上
  1205〜1240  休み tea time (1852M地点)
  1335     ダボスリフト上
  1355     ゴルフ場駐車場
  1410     研修所着

 感想(23M山本):研修所から登山道入口までは加藤さんに車で送って頂いた。
  登りでは樹林帯を抜けてからは西よりの風雪をそれなりに受けた。
  スキーとスノーシューの混成であったため、当初降りはスキーと
  スノーシュウと分かれて行動という案もあったが、共に行動することになった。
  このため降りではスノーシュー組は要所要所でスキー隊に大分待って
  頂くことになった。

◇ゲレンデ隊:メンバー 13横山、16石松、17馬目、宍戸尚、宍戸順、20加藤、24吉田
 感想(17馬目):4年連続の参加でしたが、石松先生の教えのエッセンス 
  1)へそ。 2)内足を引く。が出来るようになり益々スキーが楽しくなりました。
  感謝感謝です。


◆2月13日(日)
◇根子岳隊:メンバー 17M馬目           
  9時45分  奥ダボスリフト終点出発
  11時15分 避難小屋
  13時30分 ヘリホート着
  14時    頂上着 風弱く晴れ 360度の展望に恵まれた。
  14時30分 ヘリポート出発、圧雪のコースを滑る。
  15時    奧ダボスリフト終点着。
 感想: 単独行の許可を得て登りましたがバテました。

◇ゲレンデ隊:メンバー 13横山、14松室、16日野、20宍戸、20加藤
  皆さん練習の成果が出てかなり腕(足?)をあげました。


◆2月14日(月)                                
 13横山、14松室、16日野、20宍戸4人で最後の掃除、戸締りをして10:20出発。


6.会計報告
収入  参加費 (14名)            66,000円
支出  日信工業(株)へのお礼のお菓子  5,000円
     日信工業(株)へ使用料       40,000円
         除雪代(てんとう虫)             7,000円
     ビール、酒、サランラップ、灯油    5,085円 
         計                 57,085円
     余剰金 8,915円 はOB会に寄付したいと思います。ご了解ください。 

以上 

                             20期 宍戸



23M 山本さんのハンディーGPSで記録した根子岳ツアーの軌跡