E 猿倉〜白馬岳〜鑓温泉 記録:井上
1.メンバー L梅村(41M)、井上(37M) 2.行動記録 8/5 一時雷雨 17:30 名古屋発 23:30 猿倉着 8/6 曇 4:30 起床 19℃ 5:10 猿倉発 1320m 5:55〜6:15 白馬尻 1620m 7:25〜7:35 大雪渓終了点 2245m 15℃ 8:35〜8:45 村営頂上小屋 2750m 18℃ 9:10〜9:25 白馬山頂 2932m 10:25〜10:35 杓子沢コル 2695m 11:05〜11:15 鑓ヶ岳 2903m 12:55〜12:10 鑓温泉 2050m 14:20〜14:30 小日向のコル 15:50 猿倉着 3.紀行・感想 8/5は定時後集合して車で出発。 台風が台湾方面に向かっていて影響がないか気になったが、この夜は東海方面は所々で雷雨になった。 移動中強い雨で道路が川のようになっていたところもあった。 夏特有の局所的な雨のようだった。 猿倉に着くと駐車場はほぼ満杯で白馬の人気ぶりがわかる。 2台分のスペースを見つけて車の横にテントを立てて寝付いた。 翌朝は行動を始めた人たちの声で目がさめた。 テントを畳んで出発。 大雪渓では多くの人が登っているのが一望にできる。 ベンガラのルートをたどるとすぐに先行者に追いつくので何度もルートを外して追い抜いた。 今年の大雪渓は例年より雪が多いようだ。 5月に山スキーに来ているので同様な印象を持った。 大雪渓を抜けると避難小屋がありお花畑に出た。 避難小屋は5月には屋根だけ出ていたが、そのあたりで1時間もお昼寝をしたのを思い出す。 お花畑は今頃が一番花の種類が多くて美しい。 先月の北岳も花が多く一般道沿いでなくバットレス4尾根登攀終了点から山頂までの間がすばらしかった。 東に面していて人が少ないことで自然が保たれているのだろうか。 白馬山頂には9時過ぎに着いた。ガスがかかって展望は開けない。 時間的に早いので杓子・鑓ヶ岳の白馬三山を越えて鑓温泉経由で下山することを井上が提案した。 休みもそこそこに歩き出して杓子を通り過ぎて杓子沢コルで休憩。 稜線すぐ下まで雪渓があるのでそこを吹き上げてくる風が涼しく強い。 風が収斂する場所になっているようだ。 続けて鑓ヶ岳に着くと白馬山頂以上に多くの人がいた。 小学生を連れた家族など様々。 鑓ヶ岳を過ぎるとあとは下るだけと思っていたら、鑓温泉手前の鎖場で団体のために渋滞した。 中高年の団体の前後に若い女性のツアーコンダクタが付くよくあるパターンだそうだ。 前後に気配りはしてくれるが、時間はかかる。 鑓温泉では温泉に浸かる人が羨ましかったが、 ここで温泉に入ると後があるけなくなるからとあきらめて歩き出す。 小日向のコルまでは標高があまり変わらないアップダウンの道をたどり気分的に疲れた。 さすがに長い一日の行程だったので二人ともに疲れ切って猿倉に着いた。 10日くらい前に二人とも蝶・常念岳縦走と北岳バットレスに出掛けた後だったので好調に歩けたが、 1日の行程としてはやや長かったと思いました。 ◆41M梅村
KSTAC白馬2005では諸先輩方には大変お世話になりまた楽しい時を過ごさせていただきありがとうございました。 下名は2001年の戸隠に家族でキャンプに参加させていただいて以来で2回目の参加となります。 また今回は同じ名古屋の井上先輩を誘って白馬岳に登らせていただき、ガスの中ではありましたが 村営小屋下のすばらしいお花畑を眺めることができて良かったです。 大雪渓では冷たい風がここちよかったですが、杓子尾根からのガラガラという落石を気にしながらの 登行でしたのでつい先日のネブカ平周辺での崩落事故の片鱗だったのかもしれません。 また鑓温泉上の鎖場での高齢者ツアー者の大渋滞には閉口でしたが、鑓ヶ岳、鑓温泉へ は初めてで新鮮であり、また鑓温泉には時間があったら入って帰りたかったです。 Villaコマクサでは、終始諸先輩方に圧倒されっぱなしで山屋の底知れないパワーを感じることができました。 紅茶会のストームへの点火では、最高齢者と最年少者が行う恒例と聞き、最若手が下名で 照れながら45歳の若手 と言うと爆笑??でした。今後はほんとの若者の参加に期待したいです。 今の日本の登山者の6〜7割は下名以上の高齢者が占めており、KSTACのOB会も同様であると思います。 今後若い人をどうやってこの楽しい山登りに誘い込むかを真剣に考える必要があると感じました。