03戸隠・黒姫山

2003年8月2日(土) 明け方雨、曇り
メンバー:21I 宮原、23M 岩永(L)、24A 吉田、27E 三橋、28E 瀬上

宮原Lが、術後の体力に自信がないとのことで岩永がLを引き受ける。21E立松も参加
の予定だったが、先週の北穂高行で痛めた足の具合が悪く、ハウスキーパーとして残る。
岩永車で一昨年と同じ古池下の登山口へ。気持ちのいい古池を半周して山道に入る。
今年は花が少ない。このコース中唯一の沢を渡り、新旧道の分岐へ。新道を登る。こ
の付近はブナの純林に近い。しかし、今朝の雨で道はぬかるんで、滑りやすい。トッ
プを歩く宮原は快調だ。岩永が遅れ気味になる。一昨年の引き返し地点、しらたま
平、旧道への分岐を過ぎると頂上だ。眼下には野尻湖、古池、キャンプ場、大樹海が
見える。飯綱山、佐渡山、五地蔵は見えるがそれより高い山は雲に隠れている。黒姫
山の三角点は30cm角の石板の真ん中に+と刻まれためずらしい形。団体の子供たちを
含め40人くらいがいる。コーヒーを沸かし1時間くつろぐ。下りはしらたま平や古池
でも休憩してのんびりと下る。
5人とも「杖」をついていたが、一度も尻餅はつかなかった。さすが、昔とった杵柄。

(コースタイム)キャンプ場発(7:00)→(車)→古池登山口発(7:10)→古池
(7:30)→1400m地点(8:10、8:25)→新旧道分岐(8:40)→1760m地点(9:25、9:45)→
大池への分岐(10:40)→黒姫山頂上(10:50、11:50)→しらたま平(12:15、12:30)
→新旧道分岐1500m地点(13:25、13:40)→古池1210m地点(14:25、14:40)→
登山口(15:00)→キャンプ場(15:10)


黒姫山頂上の2等三角点?
標柱の下の磐石が露出?

(感想)
宮原
 2年前、雷雨の中で1時間待って引き返した樹林帯を過ぎるとすぐ
 展望の開けた尾根道が続く。今回、術後ということもあって、体力にあまり
 自信がなく、岩永にリーダーを代わってもらっての黒姫。
 私達が普段、当然と思っている、「歩けるということ」がどんなに素晴らしいこと
 かと、眼下に広がる戸隠の景色を見ながら思った。そんな中で登った黒姫山は、
 登ったメンバーと共にまた1つ、心に残る山となった。

岩永
 私にとっては、3度目でやっと頂上に立てた。1度目は9年前の8月下旬、前日の
 西岳往復の疲れのため、スキー場のリフトの終点であきらめた。2回目は一昨年、も
 のすごい雷雨に遭い、頂上まで30分のところで引き返した。もっと体力を付けなくては。

瀬上
 今年はすっきりしない夏で、OB山行の天気が心配でした。
 幸い、8月1,2,3日と晴れ、おととしの雷雨により引き返した
 黒姫山に登ることが出来ました。靴を昨年新調したので、
 昨年の穂高の後、今年の夏山までに、どこかへ行こうかと
 思っていたのですが、やっぱり、一年ぶりの山靴となってしまいました。
 術後と言われた宮原さんの後を歩きましたがとても快調な足運びで、
 大変勉強になりました。ピークは思ったほど広くなかったですが、野尻湖
 飯綱、高妻とよい眺望でした。健脚の諸先輩と登れる幸せをかみしめながら、
 次回に備えて精進せねばと思いました。大変ありがとうございました。