菅平高原・スキーツアー

1.日時 2002年2月8日(金)〜12日(火) 
2.場所 菅平スキー場、根子岳、四阿山
3.宿  菅平研修センター
4.参加者(17名)(以下敬称略)
 13横山忠雄,16日野,16石松,17馬目,20宍戸,45横山雅彦,32川本親子,46石田夫妻,46井坂,
 47長谷川厚志,51岡庭夫妻,53長谷川範子,2年高木,2年野崎
5.装備及び食料  各自用意、持寄り  +現地購入した食材(約1.8万円)
6.登山本部  21宮原    
7.外出先 菅平スキー場、根子岳、四阿山

8.行動記録
2月8日(金)参加者 16石松 17馬目
馬目さん一人でゲレンデで練習。管理人の車が菅平下で故障したので馬目さんに 迎えに行ってもらう。ここで携帯電話大活躍。
夕方石松さん合流。夕食は石松さん手作りの親子丼。
2月9日(土)参加者 13横山、16日野、16石松、17馬目、32川本、息子さん、45横山、46井坂、47長谷川、53長谷川、51岡庭夫妻、現役2年高木、野崎
各メンバー、降雪による渋滞で遅刻気味にバラバラと裏太郎・第2ペアリフト乗り場に集まりゲレンデスキー。
研修センターに入る私道は除雪していないので、4WD+スタッドレスタイヤでない車は苦労していた。
夜到着するはずの石田から翌朝出発すると電話がある。夜のミーティングで明日のコースは四阿山に決まる。
2月10日(日) 
 1.ゲレンデ隊(32川本、息子さん、46石田夫妻、51岡庭夫妻)
 2.四阿山隊(13横山、16日野、16石松、17馬目、20宍戸、45横山、46井坂、47長谷川、53長谷川、現役高木、野崎)
   起床(5:30)--研修センター発(7:00)==四阿高原ホテル発(7:50)--1750m(9:10-20)--2200m(11:40-50)--
   頂上(12:50-13:00)--2270mに全員集合(13:35-55)--四阿高原ホテル着(16:00)
  やや雲が有るものの、終日おおむね晴れ。浅間山方面は良く見える。昨年は菅平牧場から沢を渡ってほぼ尾根沿いに登ったが、今年は足がそろっていない事もあり、よりポピュラーなあずまや高原ホテルから登ることにする。朝、あずまや高原ホテルの駐車場に車を止めようとしたら、ホテルの人に、「ここは宿泊客用の駐車場なのでブルドーザーの下に止めて下さい」と冷たく言われた。しかしブルドーザー付近の広場は全く除雪していない。が、石松号と井坂号は強引に広場に駐車。宍戸号は無難に道の脇に駐車。7:50登山口よりシールで出発。スキーの跡が既にあるためルートに迷うことはない。徐々に遅れ出した馬目には宍戸が付き添う。(馬目は結局立ったまま2−3分の休みを数回取っただけで5時間半歩き通す。)1750m付近の休憩後、野崎が遅れ出す。やはりかかとの上がらないゲレンデスキーはハンディーの様だ。途中で輪カンに履き替えたり苦労している。野崎には45横山に付き添い、本隊は山頂を目指す。その後、馬目、宍戸隊は横山、野崎隊を追い越す。1850mの地形図で鳥居マークのある大岩から夏道を外れて右にトラバースする。尾根の南端に出てから尾根筋を登る。連休でもあり、人気のあるルートなので山スキー,ショートスキー,スノーシュー,輪カンなど色々な道具のパーティーが前後して登っていく。2200mで高木がどんどん先に行ってしまうが、我々はのんびり休憩。この時、引き返し時間を13:00と確認する。この後、日野、13横山、石松の3名はゆっくり行ってもらい、長谷川厚志・範子、井坂の3名は頂上を目指す。途中、雪が降り始めるなか、頂上に到着。しかし、先に着いているハズの高木の姿が見えない。取りあえず石田の携帯電話(留守電)に現状を報告して急いで下山し始めたら、高木が現れた。輪かんの跡を進んでしまい、進退窮まり出直して遅くなったらしい。改めて頂上で4人揃って記念写真を撮って、下山開始。すぐ下で日野、13横山、石松と合流。一緒に下山する。まもなく宍戸、馬目と合流する。ここ(2270m)で休憩していたら、45横山、野崎も現れ全員集合。しばらく休憩した後、先頭:宍戸、最後尾:石松で滑走開始。雪の表面が意外と締まっていて滑りにくい。また、登りの疲労のためか野崎のペースが遅い。遅い人を待ちながら高度を下げ、16:00登山口に到着。
  結局、歩く速さで最終的に4隊に分かれ、先発隊4名(井坂、長谷川夫妻、高木)は登頂。2番隊〔13横山、日野、石松〕は頂上まで約15分の地点、3番隊(馬目、宍戸)4番(45横山、野崎)は頂上まで約30分の地点まで登ることが出来た。欲を言えば全員登頂したかったが、2月の2000m超の山であることを考えたら、下山時間を先に決めて行動したことは正しい判断であったと思う。


1750mでの休憩
左から長谷川範子,長谷川厚志,日野,高木,石松,
横山忠雄,野崎,横山雅彦

山頂直下、雪が降る中、斜登行する長谷川夫妻

四阿山山頂にて記念写真 (photo by tamatamaitahito)
左から井坂,高木,長谷川厚志,範子

下山途中で四阿山山頂を望む (photo by M.Yokoyama)
左から井坂,石松,馬目,長谷川範子,野崎,横山忠雄,
日野,宍戸,高木,長谷川厚志

2月11日(祝)
  0.研修センターで討論会(日野、45横山、53長谷川範子)
  1.ゲレンデ隊(石田奥様、岡庭夫妻、川本りょうくん)
  2.根子岳隊(13横山,16石松,17馬目,20宍戸,32川本,46石田,46井坂,47長谷川,2年高木,2年野崎)
    起床(5:30)--研修センター発(7:00)==登山口発(7:40)--1800m(8:40-50)--2000m(9:40-50)--
    頂上(10:40-11:20)--リフト終点(12:10)--研修センター(12:30)。
   その後、14:00 13横山、15:30 17馬目 研修センター着。各車ごとに帰る準備をして順次帰郷。
   全車見送ってから15:00石松、宍戸は再びゲレンデへ。石松さんから個人レッスンをうける。17:00石松さん帰宅。宍戸は17:15研修センター着。

   昨日の経験から、13横山、17馬目を別の隊としてゆっくり登って来てもらうこととする。昨夜からの雪がまだちらほらと舞う中、車で菅平牧場入口に移動。30cmほどの新雪にトレースをつけながら登り始める。まもなく雪が止み日が射すなか、尾根の右側を進む。昨晩から降った粉雪の滑走に期待感が高まる。高木→長谷川→井坂→高木→野崎→高木とトップを変わりながら高度を稼ぐ。樹林帯が意外と嫌らしく苦労するが、9:40樹林帯を抜け頂上に迫る。休んでいると横山さんが追いついた。馬目さんはず〜と遅れている様だ。そこから1時間弱で頂上に到着した。頂上はヘリスキーヤーで意外と込み合っていた。記念写真を撮っていると横山さんも到着。気温-15℃。遠く北アルプスはやや雲がかかっているが、その他は晴れて見通しは良く、風も あまり寒い。ダイヤモンドダストが舞い、気分は最高。馬目さんを待つ横山さんを山頂に残して本隊は下山開始。登ったルートをそのまま滑走することも考えたが、樹林帯が嫌らしいので、結局、圧雪コースの左側を奥ダボスに向かって滑ることにする。昨日同様、先頭は宍戸さん、最後尾は石松さん。上中級組は昨日積もった新雪の中を、思い思いのスプールを描いて滑り、初級組は圧雪コースを滑る。ゲレンデではダイナミックな滑りの川本さんが意外と苦労していた。やはり登山靴ではスキー靴の様には行かない様だ。石田も苦労していた。野崎くんは今日は快調に滑る。非常に雪質が良い。気持ちの良い滑走も12:10奥ダボスのリフト終点に到着して終了。 研修センターに帰ったら範子さんが昼食を用意してくれていた。 感謝! m(_"_)m
13横山 17馬目隊は結局別行動となった。天気も良く、下りはゲレンデとなっていたので問題は無かったが、連絡方法などに課題を残した。

以下はお二人の記録。
【横山さん】根子岳頂上には皆さんに遅れること約12分、10:52着。太陽が出ていたので気温―15度。11:20本隊が出発。11:50やや吹雪きだしたので馬目に 2度携帯するも出ず(馬目さんは携帯を持たずにでたのがあとで解った)、宍戸に携帯すると話中、12時頃にはガスも出てきてかなり状態が悪くなり気温も-20℃、手も足も完全に感覚がなくなり、そろそろ限界を感じ宍戸も研修センターに着い ているかなと携帯するもガスと吹雪のためかアンテナが圏外、2:20我々の上ってきたふみ後に馬目の姿は見えてこず下山開始。途中手足をもみながら12:40奥ダボスのリフトの終点着、体も手足も温まったので昼食休憩、携帯は誰にもつながらず、13:30リフト乗り場まで下って公衆電話があったので研修センターに電話しようといろいろ調べたがわからず、あきらめて帰途に着いた。途中皆さんの帰りの車にお会いして14:00研修センター着。馬目は15:30研修センター着。

【馬目さん】根子岳12:30登頂。曇り,視界が段々良くなり浅間の煙が良く見る。13:20下山開始,14:00奥ダボスリフト終点。暖かい陽光のもとヘリコプターコースを快調に滑った。なんとなく一緒に降りた人に沸かしたコーヒーを御馳走になりノービング。14:45奥だボス案内所より研修所にTEL,無人。15:30研修センター着。夕食後あとかたずけをする。


1800mでの休憩
左から川本,石松,宍戸,野崎,高木

頂上への最後の登り

四阿山をバックに根子岳山頂で記念写真 気温-15℃
左から高木,川本,野崎,宍戸,石松,石田,長谷川

新雪を滑走する石田(左)と石松(右)

2月12日(火)
   馬目さんは5:30研修センター発。最後のかたずけをして宍戸は7:30発。13横山さんは一滑りしてから昼前管理人に引き継いで帰る。

9.感想会@2月23日幹事会
1.とにかく楽しかった。来年も参加したい。
2.四阿山、根子岳とも足の速さにばらつきがあり、隊が分れた。今回は天気がよく問題無かったが、今後は天気の悪いケースも検討すべきでは。昨年と今年で速さと体力が大体解ったので、次回は隊の分け方を検討する。
3.四阿山の頂上直下で高木君が10分ほど行方不明になった。天気が良く事無きを得たが、隊から離れないという基本を忘れないこと。
4.計画と異なり、2つの山(四阿山、根子岳)に登ることになった。計画段階で明確化すべきでは。…これについては、計画書では「10,11日四阿山又は根子岳」となっているので現地で決めることになっていた。ただ、計画検討をメールでやりとりしただけで、各自の認識がまちまちだった。 (以上)