KSTAC上高地2002・H3隊
24A 吉田 浩二
(付き添い 岩満 加代子)
8月2日23:00 新宿都庁バス発着所 発
8月3日05:50
上高地バスターミナル 着
06:15 出発
06:30 岳沢登山口通過
07:25−07:30 休憩
08:15−08:25 岳沢ヒュッテ
09:15−09:25 カモシカ立場
10:20−10:30 雷鳥広場
10:50 <下山途中のH1隊と交錯>
11:30−12:00 前穂高岳頂上(昼食)
12:55−13:00 岳沢パノラマ
13:45−14:15 岳沢ヒュッテ
13:05 H1隊に合流
13:25 河童橋
8月4日09:00 小梨平を出てバスターミナルに荷預け
10:00−11:30 明神池でノービング
12:30−14:30 小梨平で昼寝
14:30−15:30 ビジターセンター見学
16:00 バスターミナル発
23:00 新宿駅着
<感想>
20歳の8月
三四のコルより前穂高岳、53歳の9月 岳沢
より前穂高、奥穂高(穂高小屋泊)を経て西穂高に回り、
そして59歳 の8月
岳沢から前穂高往復と都合3回、前穂
高岳に縁があったことになります。
今回は休みが取れず、2日の夜行バスとなりました。
快晴の朝、上高地バスターミナルからの一歩で、快適な登
山が予感できました。
中一本で岳沢ヒュッテに着き、この分ならば頂上往復の時
間は大丈夫と少しゆとりを感じました。
このところマイナーな山歩きでしたから、ヒュッテからの眺め
は、スケールを楽しめました。
ヒュッテの少し先は、お花畑、このところ植物の勉強を怠っ
ているので、花の名前が出難く、ソバナなのかツリガネニン
ジンなのか、オタカラコウかメタカラコウなのか分からないも
どかしさはありましたが、目立たないヒヨドリバナには密が
多いことなど思い出して、足を運びました。
見た順通りではありませんが、シシウド、クガイソウ、トウヤ
クリンドウ、アザミ、コバイケイソウ、ウサギギク、トリカブト、
シモツケソウなどを見つけました。
カモシカ立場で一息ついてから急登が始まり、花どころでは
なくなってしまいました。雷鳥広場でもう一本。
紀美子平のやや下で、声を掛けられたのが奥穂に向かっ
ていると思っていたH1隊の6人でした。
4時起きの4時30分岳沢ヒュッテ出発で、快晴の山頂に
すっかり満足したし、ガスが出始めたので下りるとのこと、
見上げると確かにガスが昇ってきている。
ここまで来れば行くしかないと、6人の下りるのを見送って
急に重く感じる足を引き摺って続登に入り、紀美子平を素
通りして、山頂に11時30分に出ました。
ガスがかかってしばらく眺望がありませんでしたが、昼食
を取りながら待っていると、少し晴れ間が見えて、北尾根
が現われました。
それではと先端に身を乗り出すと、あの涸沢が覗き見られて、
20歳の時こんなところを登ったのかと何だか信じられない
ような岩稜でした。
ガスの切れ目ながら、奥穂も見えたのだからささやかな幸
運に感謝して下山することにしました。
下を見ると、よくこんな急なところを登ったなと思います。
それでも歩いてみると、重力に逆らわない分楽ですから
途中、岳沢パノラマで水分の補給をして、一気に岳沢ヒュッ
テまで降りてしまいました。
岳沢を眺め降ろして、竹笛を一曲、自分だけ気分良くなった
ところで、最後の下りにかかりました。
風穴の涼しい風はチョットしたプレゼント、そこから少し下が
ったところでH1隊に追いつきました。
抜いては失礼と後尾につき、河童橋まで同行いたしました。
当初単独のつもりでしたが、山仲間の岩満さんが、年寄り
の単独はいかがなものかと、付き添いとなってくれました。
昨年、御岳山の雪山現役指導を手伝ってもらい、少なから
ずKSTACに縁があって、紅茶会も楽しんでもらえたようです。
暖かいメンバーシップに感謝!
来年の出会いを今から楽しみにしております。
以上