KSTAC上高地2002 H2隊 写真
37M井上です。
KSTAC上高地2002参加の皆様お疲れさまでした。
幹事の皆様お世話になりました。
帰りのバスは事故渋滞を避けて松本ではなく、高山方面にルートを変えました。
そちらでも東海北陸道の事故で裏道を走り抜けて高速道に戻って30分遅れ程で京都
に帰着しました。
今回は明神東稜を前穂一般ルートに切り換えて長女(高1)と参加しました。
以下前穂H−2隊の記録です。
8月2日 晴れのち曇り一時雨
5:50 上高地バスターミナル着
6:10〜7:35 小梨平テント張り、朝食
8:15〜8:25 焼岳登山口
9:30〜9:40 1800m
10:05〜10:10 1950m
10:30〜10:45 焼岳小屋
11:25〜11:35 2190m
12:10〜12:45 焼岳山頂
13:40〜14:05 焼岳小屋
15:15〜15:30 焼岳登山口
16:20 小梨平着
晴れの上天気で出発したが、焼岳小屋を過ぎた頃から山頂にガスがかかり展望は開けず。
蒸気を出している噴気口が所々にあり、硫黄の臭いが漂ってきて火山であること感じます。
山頂は北峰であり、三角点のある南峰に行けないか偵察したもののガスで見通しがき
かず道も悪いので断念。
下りで時々雨になったが、梓川より本降りに。
中部一帯に雷雨注意報が出て、南アでは落雷の犠牲者があった模様。
8月3日 晴れのち曇り
4:05 起床
5:00 小梨平発
5:50〜6:00 風穴
7:00〜7:10 2000m(ヒュッテ下)
7:20〜7:30 岳沢ヒュッテ
8:20〜8:30 カモシカの立場
9:20〜9:35 2700m
10:45〜11:25 前穂山頂
11:45〜12:05 紀美子平
12:50〜13:05 岳沢パノラマ
14:25〜14:45 岳沢ヒュッテ
16:00〜16:10 1700m
16:00〜16:10 風穴
16:50 小梨平着
岳沢ヒュッテのテント場で天狗のコル・奥穂隊と思われるテントを見ながら通過。
快晴の天気で南面の岳沢は暑くなる心配があったが、涼しい内に登った。
時間からみて紀美子平付近で下山中のH−1隊と入れ違った。
川本氏らしき人を見たが、他の人がわからず声をかけずじまいになった。
山頂ではガスが出始めて槍ヶ岳や奥穂が見え隠れしていた。
計画していた時間で登れたが、2日目の疲労のためか長女の下りのペースが遅いので
奥穂は断念。
休みをいれながらゆっくり下山。
OBの山行に初めて参加して、初めて会う人、久々に会う人ありとても楽しかったで
す。
私自身は10日くらい前に涸沢から大ザックで前穂北尾根を越えているので体力的に
はその時の状態が残っていたのであまり大変ではなく欲張った計画(奥穂)をしてい
ましたが、長女を基準に下山は変更しました。
あまり本格的な山登りはしていなかったので心配はしていましたが、良く歩きました。
また参加できることを願っています。
以上
37M井上です
長女の感想を追加します。
私自身にとってもこの夏の穂高、岩登りは久しぶりで印象的でした。
現役時代重い荷物を背負って下を向いてひたすら歩いて通過した上高地にテントを
張って外出したのもはじめてで、小梨平で風呂に入るというのも隔世の感がありました。
自分が学生時代に体験した山登りの一端でも家族に伝えたい気持ちから長女と一緒に
参加しましたが、つらい印象だけでなく山登りの多面的な魅力がわかればと思います。
長女はこの夏学校から大雪渓経由で白馬に行く予定だったのが、今年からその行事が
無くなり代わりの山行ができないかとも思っていました。
そういう意味では高山的な雰囲気、雪・花等があれば一番でした。
そのうち雪は遠くから眺めただけで涸沢経由にすればよかったかと思いましたが、焼
岳は他とは違う山でこれも良かったです。
はからずも岳沢をこの10日間の間に繰り返し通過することになりました。
前回は重い荷物で疲れた下りだったので、この道を登りで又来るのかとうんざりした
気分でコースを変えようかと思いましたが、軽い荷物で目標も違った今回はそれほど
負担には感じませんでした。
同じコースでも他の条件が変われば印象も変わると思いました。
それから幅広い年代が山で集まっての山行で、私の頭の中にある「山の世界」がどん
と広がったような気持ちがしました。
学生時代には生活の大部分を占めていましたが、就職後は細々と続けていてもこのよ
うな体験はなかったです。
爽やかな後味のいい思いで元の生活に戻りました。
皆さんありがとうございます。
以下長女の感想です。
この度は、親子共々お世話になりました。
はじめは、さあ上高地だ、山だと意気込んでいた私でしたが、今思い返せば山に登っ
たことよりも皆様とお話しする機会に恵まれたことのほうがとても刺激的で、「あの
不思議な(!?)空間は一体なんだったんだ」と今でも思います。
行く前、父の持っていたメンバー表を見たとき、まず参加される方々の年齢層に驚
き、もしかしてこの集まりは山に未練のある仲間達なんじゃ・・・と失礼なことを思
い、いざ行ってみるとなんのなんの私よりパワフルな方ばかりではありませんか。
に恐れ入りました。私の感じた「不思議な空間」とは、中高年という私の中で作り上
げられてしまったイメージとのギャップだったのかもしれません。
皆様のパワーに圧倒されつつ、お茶やジュースをすすりながら早くお酒を飲みたい
な〜と思い(残念ながら私はまだ16歳)、充実した楽しい時間を過ごさせていただ
きました。さあ、そして皆様の前向きさに負けじと、上高地からの家路より私の頭は
急旋回。8/19〜26のモンゴル「国際医療ボランティア」への参加に向け、現
在、宿題(学校の)に追われております。モンゴルでもまた、圧倒させられるくらい
のたくさんの刺激を受けて帰国したいと思っています。
皆様のご健康をお祈りしつつ、またお会いできることを楽しみにしております。
お酒を飲めない16歳の青いりんごより
写真![]() 8/2 焼岳頂上 |
![]() 8/3 前穂高岳頂上 |
![]() 8/3 ファイヤー点火 |
![]() 8/4 明神池 |