KSTAC上高地2002H1 (記録:瀬上) 

1.行程
2.感想
3.写真

1.行程
8/1(木) 23:00 新宿発(三橋、山本、小林、川本、瀬上)

8/2(金) 天気 晴れ後小雨
 6:55       岳沢ヒュッテに向けバスターミナル発
 7:15       明神分岐通過
 7:40−7:50  1575m
 8:15       風穴通過
 8:20−8:35  1705m
 9:15−9:30  1900m
 10:00−10:05小屋見峠
 10:15       岳沢ヒュッテ着
 16:15       中村隊員合流

8/3(土) 天気 快晴
 4:00       起床
 4:30       出発
 4:55ー5:10  朝食(2405m)
 5:30−5:40  2480m
 6:00−6:10  カモシカの立場
 6:30−6:35  岳沢パノラマのちょっと下。
 7:05−7:15  
 7:30        雷鳥広場通過
 7:45−7:55
 8:00−8:10   紀美子平
 8:45−9:30   前穂peak
 10:05−10:25 紀美子平
 11:05−11:15 岳沢パノラマ
 11:45−12:00 カモシカの立場
 12:50−13:30 岳沢ヒュッテ
 14:00−14:10 2000m
 14:40−14:50 風穴
 15:25        明神分岐 隊行動解散

2.感想

<28E瀬上>
あっという間の足掛け4日間でした。
登頂日は最高の快晴。誰彼ともなく、早朝の出発が決まり、
前穂では、アルプスのパノラマを堪能いたしました。
晴れた事もあるのか、本当はそうなのか、昔の印象よりも、
北尾根や奥穂・ジャンダルムの側壁がとても急峻に見えました。
昨年の反省から、山靴を新調しました。 雨具もゴアテックスの
よい物をそろえました。ザックも寝袋は収容出来る最新のもの
を用意して臨みました。ご迷惑を掛けない程度の
体力も準備いたしました。
今後は少しでも回収に努めたいとおもいます。

三橋リーダありがとうございました。

<27E三橋>
宮原様、立松様、岩永様始めOB山行に 参加しました皆様、
大変有意義な夏を再び過ごさせて頂き、ありがとうございました。
年一回の山行なのですが、お陰さまで今年で4年連続山に登れました。
仕事人間であることから脱却出来ないわたくしですが、こうやって
何とか山に登れるようになったのも全く皆様先輩後輩諸氏の
お陰と思っております。
今回のH1隊は、ハッキリ言って皆様が大変心配していた隊の
一つかと思いますが、隊員の皆様はそれぞれ忙しい毎日の勤務の中で
トレーニングに励んだそうで、よって無事登頂されました。以下は
H1隊の私的記録。
夜行バスでうとうとしている間に上高地に到着し、不安な足取りながら
歩くうち、樹林の中の山道に感激し、岳沢ヒュッテに到着。
流れ落ちる汗に文句を言いつつ、到着するやビールで乾杯。感激。
その後眠りにつくまで酒酒酒。
学生時代に戻り談論風発。かなり飲み過ぎたのか寝るや否やの
いびき合戦。それでもいつの間にか静かとなり
一寸眠ったかと思ったとたん起床。さあがんばろうと、暗い中と登行開始。
途中まではいいピッチ。ところが直ぐに3点確保の岩登り。慎重の上にも
慎重に。ひーひー言いつつ高度を稼ぐ。鉄鎖、鉄梯子を利用しつつ
快適な岩稜登り。頂上直下で昨日の飲みすぎか、体動かず、ペースダウン。
それでもやっとピーク着。記念写真を撮り終えて四海見渡せば嗚呼す晴らしや。
雲ひとつ無き青き空に浮かぶ穂高の峰峰。またしても感激。
奥穂への更一歩を考えたが、急峻な下山を考えて勇気出ず。
安全第一と下山開始。勾配急な岩場をシリセード。
笑う膝を騙しつつ、ヒュッテ到着。またしてもビール乾杯。
バンドの穴が一つ緩んだようで、また乾杯。
悪玉中性脂肪を燃焼させた事にまた乾杯。
山も便利になりました。
ありがとうございました。
    27E 三橋

<29I小林>
幹事の宮原様、立松様、岩永様及び参加のOBの方
 大変お世話になりありがとうございました。
 またH1隊の三橋リーダ、山本様、瀬上様、中村様、川本様
 一緒に登らせていただきありがとうございました。
 
 早朝のすがすがしい空気の中で岳沢を出発し、ゆっくりゆっくり
 登り、徐々に前穂が近ずき、右には明神岳、左には奥穂、西穂が
 連なるすばらしい景色を堪能しながら山頂に立つことが出来ました。
 山頂からの涸沢、槍等の360度の大パノラマはすばらしいの一言です。
 昨年は雨に恵まれ、今年は大快晴に恵まれ最高の山行ができました。
 久々の3000メートルで高山病を心配しながら、山頂まで行けるか
前夜まで不安でしたが、全員で登れてほっとした気持ちでした。
 大変すばらしい山行をさせていただき、皆様ありがとうございました。


 <30A中村>
8/2に本隊とは別に一人で遅れて入山し岳沢ヒュッテに着きました。
一人であることと出発時間が14:30と遅めであったことで気分的には
かなり飛ばしていきました。
ヒュッテに着いてみると、本隊の皆様は夜行バスの疲れと酒のせいか全員
部屋で寝ていました。一人で到着する自分を迎えてくれるものと勝手に
思い込んでいたので若干拍子抜けでした。

翌日は早朝の出発でした。登りはじめて暫くは久しぶりの岩稜に若干の
違和感と高度感を覚えながらの登行でしたが、それも直に解消し快適な
登行となりました。
パーティには安定感と程よい緊張感があり、昔の訓練、経験が活きている
さすが山岳部OBのパーティと改めて感じました。

記憶の中の山と思っていた穂高に最高の天気の下で、又、登れたことを
非常に嬉しく思っています。
又、本当に久しぶりに一緒に登った先輩、後輩の皆様と、長いブランクを
全く感じさせない楽しい時間を過ごさせてい頂いたことも嬉しく思って
います。

岳沢ヒュッテの生ビール、山中での携帯電話、上高地の浴場と時の流れを
つくづく感じた山行でもありました。

又、来年を楽しみにしています。

<32M川本>
33年振りの上高地で、24年振りの3000m級の山行でした。
岳沢ヒュッテから前穂高の方を仰ぎ見ては、膝が耐えうるか
心配しましたが登りは何とか急峻をこなすことが出来ました。
前穂高からの眺望は素晴らしく、遠くは立山連峰、鹿島槍、御岳が見えて
最高でした。又、岳沢ヒュッテからの夜空では、満天に輝く星にも
感動しました。
下りでは、反省点が2点有りました。一点はは井上さん親子を
認識しつつも兄妹とのパーティと勘違いしたこと。
 井上さんごめんなさい。
二点目は、膝の鍛錬不足かH-1隊の足を引っ張ってしまいました。
少なくとも吾妻の時よりも減量しトレーニングも多目のつもりでしたが
第一級の山には不足であったようです。
帰りは、7:35に上高地バスターミナルを出発し茅ケ崎の自宅には
13:10に到着し疲労感が少なく済みました。

●宮原さん、岩永さん、他本部の皆様 大変お世話になりました。
H-1隊の皆様、今回に懲りずメンバーに入れてください。
次回は、魔法の杖を用意します。

スキー山行と来年の夏山を楽しみにしております。

<28M山本>
予約していたバスを使わずに電車で帰ったのは正解でした。月曜日はいつもの
仕事人間に復帰し、痛い足を人に気づかれず行動するのもつらいものです。

さて、穂高は大変すばらしかった。30数年前の記憶と今の景色がダブりこんなに
山は自分の中に深く組み込まれていたのかとあらためて驚いたしだいです。
3000mはやはりきつかった。55歳のゴルフくらいしか運動せず、毎晩付き
合い
も含め、飲んだくれていた自分にとって、あまりにも厳しすぎました。しかし、
やっとたどりついた3090mは言葉に出ないほど強烈な印象でした。

一緒に登った仲間に本当に感謝してます。

3.写真